2019年2月27日水曜日

【警告】日本で梅毒患者が激増中、“本当の性病原因”4選が恐ろしすぎる! 風俗の爆買い、主婦の浮気、小学生の性交まで…!

BIGLOBEニュース 11月19日(日)17時0分 tocana

現在、日本では梅毒の患者が急増中だ。その数は2年連続で4,000人を超え、現在の集計方法が開始された1999年以降、最大の患者数を更新し続けているという。とりわけ若い女性の患者が急増傾向にあるが、不特定多数の異性と性行為に及ぶほど感染リスクが高まることは指摘するまでもない。そしてもちろん、性行為によって感染リスクが高まる病気は、梅毒だけに限らない。そこで今回は、ホントに怖い5種類の性感染症と題して、ノンフィクションライターでありデータアナリストの筆者が実態を紹介しよう。


■梅毒
 まずは、冒頭で紹介した梅毒だ。患者が東京や大阪など大都市圏で多いことは過去と変わらないが、今年は熊本・岡山・広島など西日本の地方都市でも比較的多くなっている。患者の約80%は男性だが、近年では15〜24歳までの若い女性の間で特に増加しているという。原因菌である梅毒トレポネーマは、主に性行為によって性器や口などから体内に侵入、進行すると血液内へと入り込む。特に肛門性交では感染リスクが高まるとされる。
 コンドームの使用は感染予防に有効だが、それも完全ではなく、場合によっては性行為を伴わないキスでも感染する。症状には4段階あり、感染して約3週間後に感染部の皮膚や粘膜にしこりができ、やがて硬く盛り上がる。その後、3カ月〜3年が経つと発疹が全身に現れはじめる。かつては不治の病と恐れられたが、ペニシリンの登場以降は早期治療すれば重症化せず、ほとんど完治可能になった。梅毒を患っていた(またはその可能性がある)著名人には、アル・カポネ(ギャング)、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ(画家)、シラノ・ド・ベルジュラック(作家)などがいる。
■HIV
 2016年に日本で報告された新規HIV感染数は1011 件で、特に同性との性行為に及ぶ男性が目立つという。世界的傾向としては、日々の抗HIV薬服用で感染がほぼ予防できるようになり、各先進国で感染者数は激減しているため、日本の現状は不名誉なことだ。
 その原因だが、自分がエイズに感染したことを知らずに生活している人が多いためと考えられている。HIVに関する報道が少なくなったこともあり、社会全般の関心が低下し、検査を受ける人まで減少しているのだ。かたや欧米など先進諸国では、1人にHIV感染が見つかった場合、関係する人々全員も検査を受けることが公然のルールとなっている国が多い。また、同性愛者の感染に限ると先進国では総じて増加傾向にあり、特に日本で著しいとなれば、性行為の際のコンドームの不使用などが考えられる。肛門の粘膜は薄く出血しやすいため、性行為によるHIV感染率は高まるのだ。
■淋菌感染症(淋病)
 淋菌(りんきん)感染症といってもピンと来ないかもしれないが、これは日本でも古くから知られた性感染症の一つ、いわゆる「淋病(りんびょう)」のことだ。昨年の米国では、淋病・梅毒・クラジミアの感染者数が200万人を超えて過去最多となった。
 淋菌に感染すると、尿道に強い炎症や痛みが生じ、膿が出る。男性では排尿や勃起時に激しい痛みが伴うが、女性の場合、感染後は数カ月間にわたり自覚症状がないことも多いうえ、膀胱炎と誤診されることがある。しかし、これを放置すると菌が卵巣や卵管まで至り、内臓の炎症や妊婦であれば子宮外妊娠に発展することもある。
 2009年に日本で発見された「H041」という新種の“スーパー淋菌”は、既存の淋病の薬が効かず、現在急速に世界各地へと広まっているという。
■性器ヘルペス
 非常にポピュラーな性病。もしも感染すると、男性では亀頭部、女性では外陰部を中心に多数の水疱が現れ、やがて痛みを伴う潰瘍化。発熱、膀胱炎のような激しい症状が現れる。5人に1人が感染するといわれるが、一度かかると症状が収まってもウイルスが体内に潜伏し、完治せず再発を繰り返すことがほとんどで、“不治の病”となる。女性が初めて感染すると、排尿ができないほど激しい痛みを伴うこともある。
 ほとんどの場合、男女の性行為の際、粘膜同士の接触によって簡単に感染する。コンドームの使用は予防に有効だが、太ももやお尻にウイルスがある場合は防ぐことができない。しかも非常に感染力が強いため、たとえ性行為がなくても、患部へ触れるだけで感染するケースもある。
■子宮頸がん
 子宮頸がんは、厳密には性病ではない。しかし、厚生労働省によると原因とされるHPVウイルスには一般的に性行為によって感染するものだ。女性が一生のうちにHPVに感染する確率は、実に8〜9割と極めて高いが、通常は免疫により2年以内に自然排出されている。しかし、それが排出されずに長い年月を経るとがんに進行する可能性がある。つまり近年、20代や30代の若い女性の間で子宮頸がんが急増しているが、これは性行為の低年齢化が進んでいることを意味している。
 コンドームの使用に一定の予防効果は認められるが、外陰部や肛門への感染は防げない。HPVを男性が保持し、性行為によって女性へ移すことはごくありふれたことで、場合によっては男性自身の肛門がん、陰茎がんの原因となることもある。
■性病患者が増えている要因
 ここで改めて、現在の日本で性感染症が蔓延している原因について考えてみたい。
1. 性風俗の「爆買い」
 かつて、日本の風俗店のほとんどは「外国人客お断り」だった。しかし、不況が長引き客足が低迷する時代が続き、外国人も受け入れる店が増えてきた。現在、風俗業界で増加する外国人客の多くは、中国からの訪問者だという。性風俗の世界でも「爆買い」が起きているということになる。
2. 不倫する主婦の増加
 性感染症といえば、以前は風俗業界の女性たちが感染源となり、客である男性たちが感染するというイメージが強かった。しかし現状は、そうとも限らなくなってきている。日本では近年、人々の性に対する意識が開放的になってきたことで、特に主婦の不倫を含む性的交流が盛んになり、性病のリスクも格段に上昇しているのだ。
3. アンダーヘアの処理
 最近の日本では、陰毛をすべて脱毛する「ハイジニーナ脱毛」が広まりを見せている。しかし、米国の研究グループによると、陰毛を処理する頻度が高い人ほど性感染症のリスクが高くなるという。陰毛には、細菌やウイルスが性器に侵入するのを防ぐ役割があるため、このような結果になると考えられる。
4. 性病対策の知識がない小中学生の性行為が増加
 あまり考えたくないことだが、小中学生の間で、性行為をする子どもが増えているという。しかも、現在はLINEをはじめとするSNSの普及により、子どもと大人の性的接触の危険が広がりつつある。性感染症患者の多くは「自業自得」的要素が強いものだが、十分な避妊の知識はおろか性感染症の知識もない子どもまで、そのような表現で済ませることはできない。それでも、「変な男と会わないように」と日頃から注意している親自身が不倫に興じているとなれば、話にまったく説得力がないのも事実。要するに、「この親にしてこの子あり」という家庭環境の問題もあるわけだ。
 さて、このように悲惨な性感染症を防ぐ最善の策とは何だろうか? それは、実に簡単な話だ。独身であれば、不特定多数の異性との性交渉を控えること。また既婚であれば、夫婦が共に浮気や不倫をせず、生涯1対1の関係であり続けることにより、感染のリスクは低くなるといえるだろう。結局のところ、これはあなたの“モラルの問題”なのだ。
(文=百瀬直也)
BIGLOBEニュース 11月19日(日)17時0分 tocana

2019年2月25日月曜日

沖縄の梅毒患者 過去最多の67人 20代、30代の感染多く 性的接触で感染

沖縄県地域保健課は26日、2018年に県内で報告された梅毒患者は67人(21日時点)で、現行の集計方法になった1999年以降で最多となったと発表した。これまで最多だったのは17年の43人だった。梅毒は主に性行為で感染する。エイズウイルス(HIV)の感染が新たに判明した人は県内で19人だった。
 12月1日の「世界エイズデー」を前に、同課がHIVの感染者数を発表。感染経路がHIVと同じ梅毒の患者数も明らかにした。
 梅毒患者67人の内訳は男性58人、女性9人。66人は性的接触で感染したと推定される。残り1人の経路は不明。30代と20代の感染が多いという。

 HIVの感染が判明した19人は、男性17人、女性2人。診断時に既にエイズを発症している患者は6人だった。年代別に見ると30代が8人で最も多く、50代5人、20代3人、40代2人、20歳未満が1人だった。

 県内の各保健所では、予約をすれば無料・匿名でHIVの検査を受けられる。梅毒も同時に検査可能。世界エイズデーに合わせ、12月上旬は検査日を増やす。

沖縄の梅毒患者が過去最多 HIV感染者・エイズ患者数は過去3番目の多さ

2017年に県内の医療機関が性感染症「梅毒」として届け出た患者数は43人で、感染症法が施行された1999年以降で最多となったことが県地域保健課のまとめで分かった。男性が35人で女性が8人だった。今年は27日現在で15人(男性11人、女性4人)となっている。梅毒とHIV検査は保健所で予約制で無料、匿名で検査できる。

全国的にも2010年以降増加しており、17年は5820人で過去最多だった。同課は不特定多数との性行為を避けるよう注意を促し、保健所などで早期に検査を受けるよう呼び掛けている。
 梅毒は梅毒トレポネーマという細菌に感染することによって発症し、性行為のほか血液感染や母子間で感染する。しこりやリンパ節の腫れ、全身の皮膚や口腔こうくう内の発疹などの症状が出たり消えたりしながら、手足のけいれんや体のまひに進行。妊娠中の女性が感染すると、胎児に影響が出る原因となる。
 また、17年に届け出のあった県内のHIV感染者・エイズ患者数は前年より9人多い31人(HIV23人、エイズ8人)で過去3番目の多さだった。全員が男性で感染経路は同性間が21人、異性間が4人、6人は不明だった。今年は27日現在で7人(HIV5人、エイズ2人)となっている。

沖縄タイムス+プラス(2018年5月30日 05:00)

2019年2月22日金曜日

口だけだから心配ない…は誤解 咽頭は淋菌にとってすみやすい場所

【性感染症最前線】咽頭感染

新宿・歌舞伎町近くにある性感染症専門施設「プライベートケアクリニック東京」に、20代半ばのサラリーマンがやってきた。朝起きたらペニスの先から黄色い膿が出てきて、オシッコのし始めがえらく痛いという。典型的な「淋菌尿道炎(淋病)」の症状だ。

 どこで何をしたか尋ねると、彼は自信たっぷりにこう答えたという。

「実は5日前にピンクサロンに行きました。でも、先生、セックスはしていませんよ。性病が怖いですからね。だから口だけにしておきました」

 尾上泰彦院長は「このようなケースが実に多い」と言う。

「『口だけなら安全……』なんて、とんでもない誤解です。男性の性感染症で最も多いのはクラミジア性尿道炎、次いで淋菌性尿道炎です。その最大の感染源は、ピンクサロンやファッションヘルスなど性風俗店でのオーラルサービスなのです」

 つまり、性風俗従事者(女性)の咽頭にクラミジアや淋菌が感染していて、フェラチオによって男性器に感染するパターン。咽頭感染は、のどの発赤や腫れなどの見た目や自覚できる症状がほとんどない。綿棒やうがい液を使って検査しないと感染は分からないので、気づかず他人にうつしてしまうのだ。

 特にオーラルサービス専門店では、クラミジアよりも淋病の方がうつされやすい傾向があるという。なぜか。

「咽頭は、淋菌にとってすみやすい環境だからです。口の中は常在菌が無数にいますが、その中にナイセリア属の細菌が何種類もいます。淋菌はナイセリア属なので、性器だけでなく咽頭も感染しやすいのです。しかし、クラミジアの咽頭感染も決して少なくないので、油断は禁物です」

 同院では、男女問わず性器淋菌感染者の約30%に、咽頭からも淋菌の検出が見られる。また、男性では性器の淋菌陽性率が咽頭よりも高いのに対して、女性では咽頭の淋菌陽性率が性器より高いという。

 その理由は判然としないが、クンニリングスよりもフェラチオの方が、男性器の形の特徴から尿道分泌物が女性の咽頭に直接到達しやすいからだと考えられている。

 性器と咽頭の同時感染では、治療で性器の淋菌が消失しても、咽頭淋菌が残存する場合もある。

「咽頭淋菌の治癒率が低いのは、淋菌が咽頭の上皮組織ではなく、粘膜層に存在するからです。投与された薬剤濃度の上昇が少なく、抗菌効果が得られないためと思われます。感染機会がなく再発した場合は、咽頭感染も疑う必要があります」

 淋菌、恐るべし。


日刊ゲンダイDIGITAL(2/21(木) 9:26配信)

2019年2月21日木曜日

淋菌とは男性感染者の95%に症状が出る性感染症の「王様」

【性感染症最前線】淋菌(1)

「先生、ペニスの先から黄色い膿(うみ)が出てきました。オシッコのし始めに痛みがあります。最近、風俗に行ったので病気をもらったようです」

 ある男性が性病を疑い、医療機関を受診したときのひとコマ。「淋(りん)病」と呼ばれる「淋菌性尿道炎」の典型的な症状だ。男性の性感染症では、クラミジアに次いで発症が多い。性感染症専門施設「プライベートケアクリニック東京」(新宿区)の尾上泰彦院長が言う。

「男性がクラミジアに感染して症状が出る人は約50%ですが、淋菌は約95%の人に症状が出ます。それに男性の淋菌性尿道炎は症状が激しく、誰が見ても症状がはっきり分かるので『感染症の王様』とも呼ばれています」

 尿道口から出るクリーム状の膿と、排尿初期痛。尿道口が赤く腫れることも多い。また、感染から症状が出るまでの潜伏期間がクラミジア(1~3週間)に比べて短く、2~7日で症状が出るので性交に心当たりがあればうつされたことが分かりやすい。これらの点が該当すれば、ほぼ淋病であることは間違いない。しかし、専門医を受診しないと治療をしても尿道炎がなかなか治らない場合がある。感染している病原体が淋菌だけとは限らないからだ。淋菌とクラミジアは同居しやすいという。

「潜伏期間が短く症状の激しい淋病は、尿道炎の原因菌ではボス的な存在。クラミジアも感染している場合、ボスがいる間はおとなしくしています。そして、治療で淋菌がいなくなると、『次は俺の出番』とクラミジアの症状が出てくるのです。このような淋菌治療後の非淋菌性尿道炎が30%くらいみられます」

 専門医であれば両方の遺伝子検査をしておき、淋菌(注射)とクラミジア(服薬)の治療を一緒に行うという。淋病の治療に注射薬を使うのは、服薬に対する耐性菌が多いためだ。

 ただし、ここまでの話は男性の淋菌性尿道炎のケース。女性の場合では淋菌の多くは尿道でなく、子宮頚管に感染する。そのため症状(淋菌性子宮頚管炎)が出る人の割合は、クラミジアと同じで20~30%程度。症状は、膿性のおりもの、不正出血、下腹部痛だが軽いので気づきにくい。

「女性の淋菌性尿道炎も尿道口から排膿があり、排尿時痛もあります。女性に多い膀胱炎との違いは、排尿中のいつ痛いか。膀胱炎はオシッコが終わるとき、尿道炎はし始めに痛みが出ます」

日刊ゲンダイDIGITAL(2/14(木) 9:26配信)